中世における女性の視覚化―視ること、スペクタクル、そして視覚の構造

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中世における女性の視覚化―視ること、スペクタクル、そして視覚の構造

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  • サイズ A5判/ページ数 358p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784756608031
  • NDC分類 702.04
  • Cコード C0071

出版社内容情報

理論的パースペクティヴと歴史的パースペクティヴを交差させ、フロイト理論を家父長的支配構造として乗り超え、ラカンの〈鏡像段階〉理論で肉体の断片化を、クリステヴァの〈アブジェクト〉理論で肉体の非肉体化を、表象に女性の主体的行為性をとりもどすべく、フェミニズム的視座から中世美術を読み解く!

プレリュード マリアについての問題――遊離する母性
序 章 「男性の眼差し」と視覚の構造
第1章 良い娘は見ない――ロトの妻と娘たち
第2章 サド‐エロティックなスペクタクル、乳房羨望、そして殉教者たちの肉体
第3章 壊れた鏡――断片、聖遺物、奇形
原 註
参考文献
解 説 視覚と女性の表象について 田中久美子
人名索引

美術史におけるフェミニスト的視座は、つねに「眼差し」を問題にしてきた。「眼差し」は男性の属性とされ、女性はもっぱら眼差しを受ける側にいる。また、「眼差し」は家父長制における文化的コードとしてとらえられ、その結果、眼差しを受ける女性は、権力の構造においていつも支配される存在であった。本書で展開されるフェミニスト美術史は、こうした文化的コードとしての眼差しを確認したうえで、イメージを解読しようとする試みである。見る行為と権力構造との関係を視覚の構造(scopic economy)と位置づけ、さまざまな「見る行為」を核にして中世の視覚芸術の多様性を解読しようとする。

内容説明

理論的パースペクティヴと歴史的パースペクティヴを交差させ、フロイト理論を家父長的支配構造として乗り超え、ラカンの“鏡像段階”理論で肉体の断片化を、クリステヴァの“アブジェクト”理論で肉体の非肉体化を、表象に女性の主体的行為性をとりもどすべく、フェミニズム的視座から中世美術を読み解く。

目次

プレリュード マリアについての問題―遊離する母性
序章 「男性の眼差し」と視覚の構造
第1章 良い娘は見ない―ロトの妻と娘たち
第2章 サド‐エロティックなスペクタクル、乳房羨望、そして殉教者たちの肉体
第3章 壊れた鏡―断片、聖遺物、奇形

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