内容説明
なぜ、教科として独立した形ではなく、全ての教科の中で道徳教育が行われるべきだと考えられているのか。芸術教育と道徳教育が渾然一体となって展開されているのはなぜか。そもそも子どもたちのうちにどのような力を育むことが目指されているのか。シュタイナーの道徳教育論を読み解くとともに、具体的実践を紹介しながらシュタイナー学校における道徳教育の内実を解き明かす。
目次
第1章 シュタイナー学校における道徳教育と芸術教育の連関(「道徳」の授業なき道徳教育;芸術の位置づけ―シュタイナーの道徳教育論を支える芸術論 ほか)
第2章 フォルメン線描の道徳的意義(シュタイナー学校における道徳的基盤―フォルメン線描の目的;フォルメン線描では何がおこなわれているのか ほか)
第3章 道徳教育としての音楽教育(シュタイナー教育の柱としての音楽教育;シュタイナー音楽理論の理論的背景 ほか)
第4章 道徳教育としての国語教育(国語における道徳教育―ユーモアエポックの事例;ツァラトゥストラの笑い―シュタイナーのニーチェ解釈 ほか)
第5章 シュタイナー学校では教師をいかに育てるのか(道徳教育を担う教師をいかに育成するか―シュタイナー学校における教員養成;道徳教育と教員養成の構造的一致 ほか)
著者等紹介
井藤元[イトウゲン]
京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、東京理科大学教育支援機構教職教育センター准教授。沖縄シュタイナー教育実践研究会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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