感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
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【感想は「蛇」のみ】田村俊子は初読。この人は波乱万丈の人生を送ったようで、一時期はヴァンクーバーに移住したり(18年間を暮らした)もしている。「青鞜」にも寄稿していたし、大正期の典型的なモダンガールだったのだろう。「蛇」は大正5(1916)年に「中央公論」に掲載された。彼女はまたある時期に女優もしていたようで、その間の経験が活かされているものと思われる。盛時には天才女優などともてはやされながら、やがては妾稼業もしなければならなくなった彼女のせめてもの復讐(何人もの男たちへの)が、半裸体に蛇をまとった舞台⇒2025/01/18
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