内容説明
スペイン戦争のとき、実際にあった物語を、一人芝居というもっとも困難な役に挑戦して見事に演じ、春風ひとみという素晴らしい役者が誕生した。だが、その陰に彼女を支えてきたスタッフたちの苦闘と愛の真実なくして、舞台の成功はありえなかった。春風ひとみ、福田善之、木山潔らの感動のドラマ“生きている妖精”に賭けたもう一つの迫真のドラマ。
目次
第1幕(三度目の千秋楽;主役のアドリブに唸る;待ち続けたプロンプター ほか)
幕間(名娘役の誕生;夢の実現請負人;女優への変貌 ほか)
第2幕(絶妙の音入れ;演技か踊りか;化粧の妙 ほか)