フェリックス・ガタリの思想圏―“横断性”から“カオスモーズ”へ

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784756320278
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0010

内容説明

音楽論、芸術論、都市論、そして政治と精神分析―。フェリックス・ガタリが自らの思想を率直に語った死の直前のインタビューと論考のほか、ジル・ドゥルーズなど縁の著名人によるオマージュを収録。ガタリが最晩年に到達した「カリスモーズ」とは何か?ガタリ哲学の全貌と、“人間・フェリックス”の知られざる素顔に肉薄する。

目次

第1部 ガタリとの対話(一般概念=普遍主義を超えて;音楽・内在・カオス)
第2部 生前最後の語りおろしテクスト(遺稿)(エコゾフィーの実践と主観的都市の復興)
第3部 ガタリを語る(ガタリ追悼集会における発言集;フェリックス・ガタリ―アンガジェした思想家;フェリックス・ガタリのために―ジル・ドゥルーズによるオマージュ)

著者等紹介

杉村昌昭[スギムラマサアキ]
1945年生まれ。龍谷大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gerumanium

2
ガタリのインタビュー集と様々な人のガタリ評。初めてのガタリだったのだがとても興味深いものだった。彼の「カオスモーズ」なる概念は「カオス+コスモス+オスモーズ」の3つの概念を足し合わせたものであるらしい。彼はこの本のなかで「偶然なるカオス」と「極められた理性的な複雑性」の二つの世界が重なるところの世界を執拗に探究するが、それは情報還元的世界ではない。それは混沌とした複数的な存在が互いに浸透する創造的な世界=カオスモーズなのだ。2010/07/17

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