内容説明
ゴッホ絵画の謎に迫る。「哲学するゴッホ」が代表的絵画の分析とともにいま解き明かされる!ゴッホの描いたものは何だったのか!?ドゥルーズ/ガタリ派の鬼才が迫るルソーからニーチェ、ハイデガーまでを包摂した究極のゴッホ論。
目次
1 暁から黄昏へ
2 馬鈴薯を食べる人々
3 海の崇高
4 生を感じ取ること
5 静物
6 花咲く果樹園
7 『夜のカフェ』
8 『詩人の庭』
9 自然と夢想
著者等紹介
マルタン,ジャン・クレ[Martin,JeanClet]
1958年生まれ。フランスの哲学者。アルザスのリセで高校生に哲学を教えるかたわら、パリの国際哲学コレージュの研究員としても活動。邦訳書に『ドゥルーズ変奏』(毬藻充他訳、松籟社)がある。本書『物のまなざし―ファン・ゴッホ論』を書き終えたあと、現代芸術やラテンアメリカの作家ボルヘスについての著作を準備中
村沢真保呂[ムラサワマホロ]
1968年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程在学中。社会学・精神分析専攻。大阪医療技術学園専門学校非常勤講師。論文に「フロイトの神経症論と道徳」、『人間・環境学』第5巻、京都大学大学院人間・環境学研究科、1996年。「過程としての狂気」、『Becoming』第2号、BC出版、1998年。「『おくのほそ道』における創造と狂気」、同、第4号、1999年、など
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