内容説明
それぞれの形のジグソーパズルを完成させた全国11クラブの実践者が先進的事例を報告するほか、クラブづくりを研究・支援する44名の執筆者がクラブの在り方や運営方法などを明かす。
目次
プロローグ 地域スポーツの未来を考える
第1章 総合型地域スポーツクラブの設立に向けて―はじめの一歩
第2章 総合型地域スポーツクラブの運営方法―人づくりと場づくり
第3章 総合型地域スポーツクラブの事例に学ぶ
第4章 総合型地域スポーツクラブの必要性と社会的役割―スポーツ界の流れ
補章 海外スポーツクラブ事情
著者等紹介
黒須充[クロスミツル]
1958年福島県生まれ。1983年筑波大学大学院体育研究科修士課程修了。福島大学教育学部助教授スポーツ社会学専攻。特定非営利活動法人クラブネッツ理事長。1995年4月から1996年1月までの10ヵ月間、ドイツケルン体育大学スポーツ社会学研究室に留学。帰国後、日本にも地域を基盤としたスポーツクラブの必要性を感じ、水上氏とともにクラブネッツを設立。さらに、2001年7月には、大学が有する様々な資源を地域で生かすことを目的に、「福島大学スポーツユニオン」を設立。現在、福島県富岡町との共同研究のなかで、総合型地域スポーツクラブの設立に向けた調査研究やアドバイザーをつとめている
水上博司[ミズカミヒロシ]
1965年広島県生まれ。1990年広島大学大学院学校教育学研究科修士課程修了。三重大学教育学部助教授スポーツ社会学専攻。特定非営利活動法人クラブネッツ副理事長。1987年から「みんなのスポーツ全国研究会」(会長:粂野豊)と「広島コミュニティスポーツ研究会」(代表:荒井貞光)に所属。日本全国の地域スポーツ活動の実践者と交流し、多くの刺激を受ける。1998年5月にはクラブネッツを設立。以後、事務局を担当する。また、1998年12月から岸和田市山直中学校区のスポーツクラブづくりに関わり、フィールドワークを続けている。地域スポーツ振興における「クラブ文化論」の必要性を主張している
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