内容説明
森に働き者のアリの夫婦がいました。ある時、人間のいじわるな子供がアリの夫婦を踏んづけてぺしゃんこにしてしまいます。夫婦の息子は両親をなんとか病院へ運びました。病院の先生は、あの手この手で治療を試みます。果たしてアリの家族は…。病院ぎらいの子供も、読めばきっと行きたくなる!虫のイラストがかわいい韓国の人気絵本。病院の中がこまかく描かれているよ!
著者等紹介
ソンウンミ[ソンウンミ]
韓国の中央大学で経営学を学び、ソウル大学でMBAを取得したのち、製造業の海外営業を担当していました。退職後は2人の子供たちとおかしな空想を楽しんでいます
アンソンソン[アンソンソン]
アニメーションを学び、今は絵を描き、本をつくる仕事をしています
わたなべなおこ[ワタナベナオコ]
翻訳者。韓国語教室「ことばの森ソルレム」代表。「ソルレム韓国語多読の会」や翻訳を通して韓国の絵本・児童書を日本に紹介しています(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
2
韓国発。細やかな描き込みと小さなフォントでセリフが書き込まれているのも楽しい。評判のいい病院、かたつむり病院で、人間の子どもに踏まれてペシャンコになってしまったパパとママを元通りに戻してもらうアリの家族。息子のケミケミは気が気ではありません。先生はできうる限りの手を尽くし、いちばん難しい手術(?)をしてくれました。その方法が直截的でユーモラス。漫画のようなコマ割りもあり、観音開きのしかけもあり、楽しいお話でした。2025/05/19
たくさん
1
病院の広がる景色が壮観。子供に踏まれてというのも子供の悪さを描かないし、苦難に対して受動的で、医者もそんなに寄り添っているように見えずやぺっぱちのポンプ治療でラッキーな生還。という感じの少し軽くて楽観的なところが気にかかる本でした。カタツムリのほんわかした感じはいいですね。2025/05/01