内容説明
すごくかなしいきもちがつづいたとき。とてもつらいことがあったとき。くるしくてくるしくてにげだしたいようなとき。「いっそこころなんてなくなればいいのに」っておもったことはありませんか?これはかなしみのあまりこころをなくしてしまったかいじゅうオルーガのおはなしです。
著者等紹介
新井洋行[アライヒロユキ]
絵本作家。デザイナー。東京造形大学デザイン科卒業。東京造形大学非常勤教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kurara
39
★3.5 オルガーのこころは親友に裏切られなくなっちゃった。そしてないも感じなくなっちゃった。何も感じないオルガー。 オルガーの難しい質問は答えを悩みますね。怪獣のようで怪獣でない感じが好きです。#NetGalleyJP2024/06/10
千利体
8
三省堂書店大宮店で読了 子供の知識の世界を広げられそうな絵本 大人が読んでも共感出来そう2024/05/24
ぐりーん
5
よかった。 喜怒哀楽を無くした人に読んで欲しい。 最初は難しいかな?と思ったけど、そんなことはない。 少しずつ、取り戻して欲しい。 そして、こころのみにたどり着いて欲しい。そう願います。2024/06/11
遠い日
5
何も感じないというのはどういうこと?何に対しても心が動かないのは、どういう状態? 今まで、苦しみや怒りや悲しみの感情(負の感情たち)をわたしは否定的に捉えていましたが、オルーガの感情を巡る旅に寄り添ってみて、心の機能は全てがだいじなパーツなのだと理解しました。自分の中に怒りや悲しみの感情がなかったら、他人のそれらを到底わかることができないからです。 オルーガが出会った怪獣たちの感情のひとつひとつ、どれひとつとしてわたしたちには欠かせないものなのです。 心とはなんとふしぎで豊かなものでしょうか。2024/05/24
moco
2
【小1】娘の感想「ハート(こころ)の実が食べられてよかったね。こころがなくなったんだったら、新しいこころを入れてまた感情を入れ直せたらいいんじゃない?」2025/03/07