内容説明
「ゴミ問題をどうデザインすべきなのか?」をテーマに、企業・団体等による最先端の取り組み事例を発想・プロセスから紹介。廃棄を前提としない製品やシステム・サービスについて、デザインの視点からビジュアルでわかりやすく解説した1冊です。
目次
1 ゴミ問題について知るQuestion
2 すてるデザインの考え方Point of View
3 ゴミ問題を解決する8つのREの視点Action(REFUSE;RETHINK;REDUCE;REUSE ほか)
すてるデザインDesign for Disposal
もっと知りたい方へKeyword
著者等紹介
永井一史[ナガイカズフミ]
アートディレクター/クリエイティブディレクター。多摩美術大学教授。株式会社HAKUHODO DESIGN代表取締役社長。多摩美術大学卒業後、博報堂に入社。2003年、デザインによるブランディングの会社HAKUHODO DESIGNを設立。2014年より多摩美術大学統合デザイン学科教授。統合デザイン学科では、これまでのデザインの領域区分を取り払い、諸領域を横断した新しいデザイン教育を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roko
37
ゴミを減らそう、できればゴミにしない生活をしようとする人が増えてきました。余計な包装はしない。必要な分だけ買う。それだけでもかなり違うはずです。ゴミではなく資源として使うために、捨てる時に分別しやすくデザインする、ペットボトルの上につけているラベルのような無駄なものを失くすというのも、大事なアクションです。食べ物は廃棄しなくてすむように早めに食べ切ろう、新しく物を買う前にそれって本当に必要?と考えることも忘れずにね。#すてるデザイン #NetGalleyJP2023/08/08
きゅー
10
SDGsな社会のために”すてる”を考えるソーシャルデザイン集。ゴミを出さないスーパーマーケット、電力自給自足の家、災害時のシャワーなどのための持ち運べる水再生システムなどが取り上げられている。著者は多摩美術大学の教員であり、かつてはヘルプマークのグラフィックデザインを考案した人でもあるようだ。実験段階・企画段階のものも多く、分量的には物足りないのだが、それはとりも直さず、捨てるを大前提にしたデザインがまだまだ少ないためなのかもしれない。2023/11/09
tuppo
4
事例集。ウェブっぽいけど読みやすい。2023/07/27
Humbaba
3
同じものをそのままずっと使い続けることができればベストだが、形あるものは劣化する定めにある。そのため、劣化することを前提としてそれをどうするかを考えたデザインをしておく必要がある。修理して使うこともできるし、そもそもゴミにならないようにしておくという方法もある。いずれを選ぶにしても、捨てることを考えておけば、何も考えていない場合と比べて無駄にごみを出さなくすることができる。2023/10/14
Iron Patriot
2
ビジュアルベースで事例が確認できて良い。ideoやifixitや各種自治体の取り組みなど発見があった。2023/10/14