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出版社内容情報
秀抜な江戸の写生図譜でみる日本人と魚の歴史
江戸時代の代表的な博物画家といわれる毛利梅園。本書では毛利梅園が手がけた『梅園魚譜』と『梅園魚品図正』から厳選した94種の図譜とともに、和名の由来や分類、学名、さらにその魚にまつわる伝承などをあわせて紹介します。海洋国で生きる日本人と魚の、奥深い物語の一端を読み解きます。
日英バイリンガル
内容説明
秀抜な江戸の写生図譜でみる日本人と魚の歴史。江戸時代の代表的な博物画家といわれる毛利梅園が手がけた『梅園魚譜』と『梅園魚品図正』から厳選した94種の魚を解説。海洋国で生きる日本人と魚の、奥深い物語の一端を読み解く。
目次
春(鰊;細魚 ほか)
夏(鱸;飛魚 ほか)
秋(秋刀魚;黒鮪 ほか)
冬(鰤;針千本 ほか)
著者等紹介
田島一彦[タジマカズヒコ]
1946年東京生まれ。1969年多摩美術大学デザイン科卒業後、資生堂宣伝部入社。2005年同社部長クリエイティブディレクターを経て独立、現在フリー。受賞歴:朝日広告賞、毎日広告賞、読売広告賞、フジサンケイ広告大賞、日経広告賞、電通賞、ACC賞、日本雑誌広告賞、ニューヨークフェスティバル等
中江雅典[ナカエマサノリ]
国立科学博物館動物研究部脊椎動物研究グループ・研究主幹、理学博士。専門は魚類の形態学。なぜこのように多様な形の魚類が存在するのか、その要因を明らかにしようと研究をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ショア
26
江戸時代の魚類図譜より94種の名前の由来を紹介。メバルは江戸時代には目の大きさからヒキガエルがメバルになると考えられていた。カサゴの由来が皮膚病の体皮が瘡に見えたことから。また無骨な見た目から武家の節句の祝いに出されてたとか。ずっとカサゴと間違われていた種がウッカリカサゴに命名。ブリの由来はアブラが旨くブラが訛ってブリらしいが脂が旨いからとアブラと呼ぶ日本人の単純明快さ。鰤の漢字も師走の頃が旨いからとの旬を示す知恵。イワシは卑しいや弱しから紫式部は宮中で忍んで食べていたとか。2024/08/04
kaz
2
そもそも全く知らない魚も多い。図書館の内容紹介は『江戸時代の代表的な博物画家といわれる毛利梅園が手がけた「梅園魚譜」と「梅園魚品図正」から厳選した94種の魚を掲載。海洋国で生きる日本人と魚の、奥深い物語の一端を読み解く』。 2024/06/22
skr-shower
1
こんなに多種多様な魚を食べていたのか・・・2024/06/24