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内容説明
オオナムチは、旅の途中、サメに皮をはがされ苦しむうさぎと出会います。八十神にだまされ、さらにひどくなった傷を癒してやりました。一方、八十神はヤガミヒメに結婚を迫りますが、ヤガミヒメはオオナムチに嫁ぐと宣言します。それがオオナムチの試練の始まりでした。大迫力の神話絵本シリーズ第3弾!
著者等紹介
飯野和好[イイノカズヨシ]
1947年、埼玉県秩父生まれ。『ねぎぼうずのあさたろう その1 とうげのまちぶせ』(福音館書店)で、第49回小学館児童出版文化賞受賞。『みずくみに』(小峰書店)で第20回日本絵本賞受賞。絵本の読み語り公演で、股旅姿で全国を渡り歩く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
53
深い!詳しいお話を読むと結構深い。鮫を騙したため、鮫に皮を剝がれたウサギ。八十神たちに嘘の治療法を教えられ余計に傷が深くなる😢😢😢兄の八十神たちに苛められていたオオナムチは良い治療法を教えてやり、ウサギは「ヤガミヒメと結婚するのはあなたです!」と言うが、彼女を狙う悪い兄たちに殺されかける。こんなにむごいお話だったとはビックリです😲😲😲2024/05/10
ヒラP@ehon.gohon
23
神話の世界のドロドロした憎しみや狂気を、飯野和好さんが迫力を持って描いています。 因幡の白兎のエピソードだけではなく、その後にオオナムチが受けることとなる、兄たちの仕打ちに、圧倒されました。 母神のサシクニワカヒメにとって、兄たちはどんな息子だったのでしょう。 神話の世界は不思議です。2021/11/28
どあら
21
図書館で借りて読了。母の愛情の深さを知る❢❢2022/04/02
退院した雨巫女。
13
《本屋》白兎ではなく、素兎の意味がわかった。オオナムチに対するいじめは、酷すぎる。2021/10/07
遠い日
8
先日読んだ『いなばのしろうさぎ』(日本の神話えほんシリーズ3)との読み比べ。ポール・コックスのドライな印象の版画と比べて、どっしりと重い印象の飯野和好さんの絵がお話にまで重みを与えているように思えます。古事記の神話のなんともやりきれない同族間のいがみ合いや嫉妬、神々も人間のようなままならない感情に従う行動の不可解さが、やりきれません。2021/12/12
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