内容説明
季節をめぐる277の伝統の色。代表的な伝統色を写真や美術作品などの豊富なビジュアルとともに紹介。マンセル値、CMYK値、RGB値、HEX値付き。「動物の色名」「浮世絵の色名」などテーマごとの色のコラムも充実。
目次
春(赤系の色;紫系の色)
夏(青系の色;緑系の色)
秋(黄系の色;茶系の色)
冬(黒白系の色;金銀系の色)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
52
ときめかしい…!これはいい1冊だ。春夏秋冬に合う季節ごとの色が、日本の絵画や工芸品と共に紹介されている。和名の美しさやその由来と共に日本の伝統工芸品や絵画も楽しめる。赤は明け(春の色)、青は生ふ(夏の色)、黒は暮れる(冬の色)など古来に生まれた色名の由来も初めて知った!とにかく青に美しさを覚え、ああわたしは青が好きなんだな…と初めて知った。笑 青緑を『碧』と表し、あおともみどりとも読めるようにした…という日本人のそんなところというかセンスがなんて素敵なんだ…!と感動。色と関係ないけど驚いたことが、→2023/04/13
FOTD
21
日本の代表的な伝統色を春夏秋冬の順に解説。それぞれの色の解説には、マンセル値、CMYK値、RGB値、HEX値が記載されている。「植物の色名」「鳥類の色名」「浮世絵の色名」などのコラムも掲載されていて、すばらしい刺激になるし、視野も広がる。微妙な美しい色に感動する。 2023/03/04
TAGO
10
日本の伝統色を春夏秋冬の順に紹介していく本のタイトルに違わずウットリするような美しい色彩本。 伝統色には花や鳥 歌舞伎役者の名前がついた色名など 移りゆく季節を豊かな感性で 味わい その時代の流行を取り入れて生まれた色名を知ることができます。 地層を見れば過去に何が起こったか分かるように 伝統色から日本のこころと歴史を探ることができる一冊です。2022/03/28
くみ
9
季節を彩る色、動物や植物、また歌舞伎役者由来の名前など、その豊富な色彩に魅力されました。特に黒や紺。本当に微妙な色の差で名前が変わるとは驚きです。個人的に眺めていていいなあと思うのは春と夏の色たち。冒頭の言葉も素敵でした。2022/05/29
バケツ
4
美しい本。季節で分けられている。各色についての解説も少しあり。2022/09/26