出版社内容情報
「動かない鳥」のハシビロコウが動くのは、どんなとき?
いつもじっとしているハシビロコウ。友達のカバがきても、ヘビがきても動きません。すると、鼻がバナナになったゾウや、うずまき模様のシマウマなど、おかしな動物がつぎつぎやってきて……。『おにゃけ』『でんにゃ』のコンビによる、かわいいユーモア絵本。
内容説明
いつもじっとしているハシビロコウ。ともだちのカバがきても、ヘビがきてもうごきません。すると、はながバナナになったゾウや、うずまきもようのシマウマなど、おかしなどうぶつがつぎつぎやってきて…。対象年齢3歳から。
著者等紹介
大塚健太[オオツカケンタ]
埼玉県出身。絵本や紙芝居のお話のほかに、脚本なども執筆している
柴田ケイコ[シバタケイコ]
高知県出身。書籍・広告・雑貨など、幅広いジャンルで活動している。『おいしそうなしろくま』(PHP研究所)で、第8回リブロ絵本大賞、第27回けんぶち絵本の里大賞アルパカ賞、『あま~いしろくま』(PHP研究所)で、第28回けんぶち絵本の里大賞びばからす賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
184
待つことの大切さ、ぶれないことの大切さ、多くのことを教えてくれる絵本。本題のうごきません。うごかないではなく、うごきません。そこに強い意志を感じる。なんで動かないの。周りの者はそういってあの手この手で近づいてくるけど、目的があるから広い大地がある中でここに立っているのである。誰がなんと言おうと、どんな噂をされようと、自分の中にある芯を動かしてしまったら、目的は達成できないとわかっているから、状況を確認するために目だけは動いているけれど、うごきません。ハシビロコウの冷めた視線が面白い。最後のオチは愛らしい。2025/03/14
mura_ユル活動
127
何で動かないかわかりました。ナマケモノがビュンビュン走ったらびっくりしますね。図書館本。2021/11/07
馨
124
鳥の中でも憧れの鳥であるハシビロコウの絵本。動かない鳥のハシビロコウはどんなに奇妙な動物たちがやってきても動きません。じゃあどんな時に動くのか。大人なら想像がつくことですが子供が読んだら驚くのかな?と思います。ハシビロコウは態度に出ないだけでちゃんと感情があるとのこと。あの落ち着き、見習いたいものです。2021/02/01
あすなろ
123
動かないハシビロコウが主人公。確かにこうした動かない不思議な大きな鳥をTV等で見た覚えはありますね。それがハシビロコウという名で、読み聞かせしながら何度噛みそうになったか…。動きません、と各頁に必ず出てくるところが子供に確実に受けますね。でも、そんなハシビロコウでも感情はあるよと落とすところがいろいろに捉えられていい絵本だと感じました。2021/05/31
ままこ
100
うごかないなぁ(笑)ユニークな大塚さんの話ととぼけた味わいのある柴田ケイコさんの絵はベストマッチ。ハシビロコウの隣りに咲いてる花が間違い探しみたいになってる。ラストも裏見返しもハシビロコウ可愛い♡2021/03/10