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内容説明
江戸の人を魅了した、精彩を放つ鳥たちの姿が今よみがえる―。江戸時代の博物画の中でも写実性と繊細で美しい筆致で評価の高い毛利梅園の『梅園禽譜』から厳選した86点の鳥を解説。
目次
春の鳥(鵯;白頭 ほか)
夏の鳥(翡翠;杜鵑 ほか)
秋の鳥(赤啄木鳥;山雀 ほか)
冬の鳥(鶚;大鷹 ほか)
飼い鳥・家禽(金鶏;砂糖鳥 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
78
古来から鳥は歌に多く詠まれた。ひとり寝を現す山鳥の尾も、絵で見ると理解しやすい。江戸時代の図譜「梅図禽譜」を元にした約86種の鳥の図鑑。英語名、学名、和名の由来、生態など載るが、和名の漢字が難しい。奈良時代からほぼ同じ呼び名なのは、雲雀・山鳥・燕・鴉・杜鵑・鶉・差羽・大鷹・鷺・鶴・鵺・雀・鸚鵡など。源氏物語の緋水鶏も鵯も平安時代から、目白も室町時代から、文鳥など多くの鳥は江戸時代に輸入されたなど初めて知る。日本の国鳥・雉も美しい。翡翠は青い鳥を意味する奈良時代の古語由来で、室町時代からひすいと呼ばれた。2020/06/07
takao
1
ふむ2021/12/01
わさび
1
毛利梅園も梅園禽譜も聞いたことすらなかったけれど、表紙の美しい絵につられて図書館で借りてしまった。江戸時代の博物画を、現代人が解説。なるほど~な豆知識が多いし、なにより絵がいい。おすすめ! ※花バージョンも出版されているけれど、絵師が違うこともあり、たいしてそそられず。2020/06/26
kaz
1
江戸時代後期の旗本で本草画家でもある毛利梅園によって編纂された「梅園禽譜」の図版を紹介。若冲等の絵と比べれば差はあるが、いろいろな鳥の図は楽しい。名前の由来等は飛ばし読みしたが、ところどころ笑えるものも。 2020/06/12