内容説明
野帳に描き留めたひらめきの奔流をアーカイブ。想像力を可視化するプランニングノートで映像世界5作品の源流を辿る。
目次
はじめに
シン・ウルトラマン
シン・ゴジラ
巨神兵東京に現る
進撃の巨人/進撃の巨人エンドオブザワールド
西遊記
樋口真嗣インタビュー
樋口真嗣フィルモグラフィー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
30
樋口真嗣が野帳に描き溜めたスケッチを、そのまんま書籍化した『樋口真嗣特撮野帳』。閃きを取り逃がさないように描き留めるにはポケットに入る野帳はもってこいなのだろう。その「取り逃がさない」ための勢いというか、閃いた喜びというか、それが描き殴られたようなスケッチからビシバシ伝わってくる。樋口は自らの野帳を見直す行為を「感情の再生装置」と呼ぶ。そういう意味ではやはり、生まれた喜びがここには収められているのだ。もちろんアイデアメモである限り、採用されなかった場面も多い(『シン・ゴジラ』での初期脚本では(つづく)2023/02/01
どろんこ
2
破壊された街の広角カットが欲しいがためにゴジラの尻尾をこれまで以上に長くしたそう。シンウルトラマンにちいては絵コンテの方が迫力がある気がする…2024/02/15
Kuliyama
1
巨神兵、シン・ゴジラ、進撃の巨人、シン・ウルトラマンと映画を思い出しながら拝読しました、この中ではシン・ゴジラが一番熱く感じました。2023/06/29
inaryoXD11
0
樋口監督が推奨する野帳(この大きさ、ハードカバーで、いつもポケットに入れて持ち歩き、いつでも書き込める)に書き込んだ、シンウルトラマン、シンゴジラなどの絵コンテ。付箋のメモで何をしたいかなど書かれている。手書き文字は途中から読みにくくなりました。インタビューでは、どのようにしてこの業界に入って、監督になったのか、当時の業界も知れて、とても面白かった。2024/02/18