目次
1(はじめての家づくり;古い家に見た未来 ほか)
2(10年目のリノベーション;家のすみずみまで愛したいから ほか)
3(他の家のリノベーションが見たい;House1河野邸 ほか)
Let’s Talk About Renovation(Renovation Interview1;わたしの家のリノベーションのこと ほか)
著者等紹介
小川奈緒[オガワナオ]
1972年生まれ、千葉県出身。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。出版社勤務、ファッション誌エディターを経て、現在はフリー編集者・ライター・文筆家として執筆活動を行う。内容は主に、家や暮らし、旅のエッセイ、インタビューなど
安彦幸枝[アビコサチエ]
1973年生まれ、東京都出身。武蔵野美術大学短期学部卒業。父の営む装幀事務所でアシスタントを務めたのち、写真家泊昭雄氏に師事。得意分野は、旅、料理、犬と猫。現在はフリーランスのフォトグラファーとして、主に書籍や機内誌などで撮影を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぶんこ
47
読後に強く感じたのは、リノベーションを行なうときにはプロに相談する。またリフォームとリノベーションの違いも今回初めて知りました。古い家の良さを残しつつ、水まわりは便利な機器に替えて快適に住まう。特に心に残ったのは縁側と障子。障子は木造に限らずマンションにも合うのだとわかり、我が家も実践したい。以前実家をリノベした時には、高齢の母の使い勝手を考えて、障子に和紙ではなく、和紙に見える破れない素材を使いました。マンションの我が家でも採用したい。玄関を広くとる効用も取り入れたい。写真も文も適切で楽しめました。2023/11/09
tenori
39
タイトルの通り。古家を購入して自分たちの生活スタイルや好みに合わせながら手を加えて育てていきましょうという主旨。リノベーションという言葉は使っていますが、そこまで大胆ではない。設計事務所や工務店を使いながらも、DIYも併用。使える部材は再利用して廃材コストをカット。空家が増えているのに新築の供給が続く昨今ですが、自分で考え手を動かすことを楽しむ方向にシフトする人口が増えれば、空家市場の活性化にも繋がるかも。写真が多く、かつ丁寧に撮られているのでイメージがつかみやすい。2021/04/15
みさどん
16
自分たちで床や洗面台を取り換え、電気配線の資格をとり自由に電灯を付ける友人夫婦がいて、驚いていた私。こだわる人たちの手本になるような本だった。自分には無縁だけれど、確かに素敵でたまらなかった。2023/11/15
penguin
16
リフォームとリノベーションの違いは前者が「新品だった頃の状態に戻す」、それに対し後者は「元通りではなくさらに新しい価値として作り変える」事を言うのだそう。 古家を購入・リノベーションし、10年程住んだ後に当時手を入れられなかった場所を今度はハーフセルフリノベーション(こんなの今流行ってるんだね、凄い)した著者の家に対する情熱と穏やかな生活が感じられる本(写真集?)だった。 中古住宅の醍醐味が「家によって人が育てたれる」という考え方は面白かった。 文章と写真が分かりやすく見ていて楽しい本。2022/02/25
K1
16
タイトルどおり本ー写真大きめです。高い買物ですものね、自分の手を動かすことで得られる満足感は半端ないことでしょう。生活が変わるように、家も変わっていく。同じ家に手を入れて変えていくーの他にも、同じ家を大切に住み継いでいくことが普通になるといいなぁ。2020/07/10