目次
家族の物語・女性の物語
人生の物語・男性の物語
企業の物語・ブランドの物語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TakaUP48
37
物事を書面から見て、ちょっと横から裏から覗くいた時のつぶやき…これが、とてつもなく面白い。2行目の文章で、物語が世界が広がる!アルカンシェル「スーパーで、奥さんと呼ばれた。やや、ウキウキした。」「お義父さんの頭を見た。彼の、未来を見た。」味の素「ごはんだよ。帰っておいで。」と写真。坊っちゃん文学賞「その青春、喋れば生意気。書けば文学。」「その不満、言えば愚痴。書けば文学。」生田綿店「売上より年金の方が多いわ」稲田塾「この国で教師になるには、いま勇気がいる」三陽商会「コートは寒くなると温かい。」う、唸った!2020/08/10
ヨクト
20
広告コピーには小説にはない魅力がありますね。短いからこそ、目に留まるのは一瞬だからこそ、そのキャッチにかけた想い。そしてボディコピーはフィクションであり、フィクションでない、時にライターの方の実体験。現実に限りなく近い、だからこそ「あなたの物語」感が強くなる。目に留まるようになる。そこをうまく出せるかが、広告コピーの良し悪しなのだろう。短い文に詰まった物語を舐めちゃいけないよ。2014/08/30
ナナホシ
16
普段何気なく目に入る広告。目をひかれたとしても移動中だったりすると、流してしまうことも多々。ボディコピーをしっかり読むと企業側の想いが溢れる。企業と私達消費者の間に制作者の方がいる。素敵な広告達と共に担当したコピーライターの方による紹介文が載っています。街中で気になる広告を見つけたら立ち止まって描かれている物語を読み取りたいものだ。これからクリスマス、年末年始と続くこの季節。素敵な物語に出会えそうな予感。2015/11/06
うさうさ
16
どの広告も作り手の優しい気持ちかよく伝わってきて温かい。タイトル通り、広告のボディコピーにはちょっと長めの物語が紡がれていて、つい読み込んでしまう魔力がある。断トツで好きなのは、明治の「人生が、ラブストーリーでありますように」胸がキュンとする。後は日本介助犬協会もよかった。また別のシリーズも読んでみたい。2015/02/14
なつ
15
読んですぐに思ったのは『泣けてくるのは何でだろう…?』だった。そして改めて『やっぱり大事なんだ』と思ったのは『共感力・感覚的』ということ。大切な人と何かを共感できる力はひとつの才能であって思ってる以上に大事。そして『何となく〇〇』という自分の感覚、第6感的なものだけで物事を捉えたり判断したりすることも同じく大事。ということ。印象に残ったコピー→『幸福の秘訣は何度も愛を告白すること。たったひとりの相手に』『心が動かされたことは、心を動かす言葉にきっとなる』『真の勇気は、第3者の目撃者のいない場合に示される』2015/11/29