ロシアの挿絵とおとぎ話の世界

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  • サイズ B5判/ページ数 294p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784756242938
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0071

内容説明

不思議な魔法にみちたお話、ゆかいな動物が活躍するお話…。あたたかくてどこかなつかしい、ロシアのおとぎ話と挿絵がもりだくさん。

目次

第1章 ロシアおとぎ話の魅惑の世界(ビリービンが描いたプーシキンのおとぎ話―「サルタン王物語」「金のにわとりの物語」;ロシアおとぎ話の主役1イワン―「イワン王子と火の鳥と灰色のおおかみ」「美しき金髪のマリヤとイワン」 ほか)
第2章 ロシアおとぎ話の画家たちのギャラリー(ヴィクトル・ヴァスネツォフ;アレクサンドル・ベヌア ほか)
第3章 おとぎ話は世界を旅してゆく(アンデルセンの「人魚姫」「ナイチンゲール」「野の白鳥」「ぶた飼い王子」;シャルル・ペローの「眠れる森の美女」「シンデレラ」「長靴をはいたねこ」「赤ずきんちゃん」 ほか)
第4章 ロシア絵本のデザイン世紀末とアヴァンギャルドの2つの柱(アルファベット;タイポグラフィ ほか)

著者等紹介

海野弘[ウンノヒロシ]
1939年生まれ。早稲田大学文学部ロシア文学科卒業。出版社勤務を経て、幅広い分野で執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かりさ

80
『おとぎ話の古書案内』『チェコの挿絵とおとぎ話の世界』に続き、ロシアの挿絵世界を。ロシアの絵柄は温かみのある色彩に溢れ、そのどれもが愛らしく豊かな心持ちになります。プーシキン、ゴーゴリ、トルストイなどに語られてきた民話からロシア文学へ、そして美術に出会い視覚化されるまでの歴史が興味深く綴られており、その美術も幻想的な美しさから動物物語の挿絵とする可愛らしいものから、ページをめくる度にときめかせてくれます。殊更飾り罫、周縁デザインの美しさにうっとり。綴込みのロシアおとぎ話のキャラクター図鑑がこれまた楽しい。2016/03/18

naoっぴ

59
「おとぎ話の古書案内」に続き読みました。この本も非常に美しい~♪ 動物の絵本作品が多く紹介されていますが、色彩豊かで芸術性に富んでいます。お馴染みの「おおきなかぶ」や「おおかみとこやぎ」、またアンデルセンなど外国のおとぎ話のロシア作家による絵もあり、知っているだけにより楽しめました。なんだかロシア語の綴りまで芸術的に見えてきますね…(♡´`♡)2016/02/01

優花 🍯モグモグ

48
この本は一気に読むよりも、ゆっくりと読んでいきたい本でした。馴染みのあるロシアのおとぎ話や様々なロシアのおとぎ話を読み、挿し絵を楽しみ、じっくり味わいながら読みたいとおもう本でした。2016/04/03

Shoko

38
「ロシアは民話の宝庫である。」と初めて知った。日本でも親しまれている「狼とこやぎ」や「大きなかぶ」もロシアのおとぎ話だったのですね。豊かな民話が伝えられてきたのは、口頭伝承の故。17世紀より以前、文字にされる文章は聖者伝などの宗教書に限られていたと。でもそれ故に語りが人々の中で生きていたんですね。しかしなんといっても、この本の醍醐味はその挿絵。衣服の模様まで緻密に描かれたもの。温かみのある色使い、柔らかいタッチで描かれたユーモラスな動物たち。どれも眺めているだけで、楽しめました。2015/01/05

べるめーる

26
ビリービンの絵が好きです。プーシキンやトルストイも一時期よく読んでいました。絵本全般とロシアバレエも大好きな私にとってこの本はたいへん魅力的な一冊でした。「挿絵とおとぎ話」だけでなく、ロシアの文化が楽しめる一冊。この本の解説を読んでいたら、こてこてのロシア文学もまた読みたくなってきた。図書館本ですが、コレ買おうかな。手元に置いておきたい。そして、ロシア絵本も集めたい…。2013/08/06

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