内容説明
人気マンガ家たちが語る、胸ときめくファッションの世界。少女マンガ全70作品のファッション・カット200点掲載。
目次
7人のマンガ家インタビュー(一条ゆかり;安野モヨコ;羽海野チカ;陸奥A子;いくえみ綾;西村しのぶ;水城せとな)
ファッションカタログ(CASUAL(カジュアル)
WORK(仕事)
SCHOOL UNIFORM(制服)
DRESS(ドレス)
MODE/CELEBRITY(モード・セレブリティ)
LOLITA(ロリータ)
KIMONO(着物))
著者等紹介
竹村真奈[タケムラマナ]
1976年、高知生まれ。文化服装学院アパレルマーチャンダイジング科卒業。雑誌『ヒヨコア』『Far』『Girlie』の編集長を経て、編集プロダクション・タイムマシンラボを設立。書籍や雑誌の編集・執筆・企画・プロデュースを中心に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
41
漫画の中のファッションは流行にあった物を描いたり、ただ可愛いと思った物を描いたりするだけだと、きっと何か足りなくなるのだろう。それはちょっとした意思表示や、ちょっとしたポリシー、そして何より大切なのは少しのファンタジー心。あんな風にスカートも髪の毛も靡かないし、ペチコートを着ている女子高生だっていない。男の子達のシャツはもっとぐちゃぐちゃで、インナーは派手だ。だけど、描かれているもの全て。それがさもありえると思える様なそれは一つのファンタジー。ありそうな幻想。それが少女漫画としてのファッションなのだろう。2012/07/09
きつねこ
40
子どもの頃、少女まんがの登場人物のかわいらしさ、オッシャレさにむちゃ憧れていた。陸奥A子センセの時代でまんがもファッションも等身大になった。プレッピーだのアイビーだの自身のおしゃれに目覚めたのはまず漫画からだったような覚えがある。その後オリーブやFineの洗礼。漫画家さんが描かれる、ファッションへのこだわり、モチーフの取り方等、興味深かった。最近あんまり漫画読んでないけど、かわいいのいっぱいあるんだろうな。普通にかっこいいおしゃれな中年オバサンが載っているマンガがあったら教えて欲しいです。2015/08/23
kana
30
安野モヨコさん、羽海野チカさん、いくえみ綾さんなど、錚々たる漫画家さんたちが漫画におけるファッションについてどう考えているかに迫るインタビュー集。ファッションも漫画という窓からみると、ストーリーを生かした各登場人物の洋服の描き方やモノクロのイラストで表現する衣服の難しさ、“着る”のではなく、“見る”ファッションの在り方など新しい視点をたくさん知ることができてとても面白い!!大好きな作品の大好きな登場人物のファッションへの作者の思い入れを知ることができるのもとてもうれしい!大満足の1冊です。2012/03/29
したっぱ店員
28
私の財布事情にしては高い本なので、すごく迷ったけど購入。好きな作家さんばかりなので楽しかったけれど、この値段ならもっと図版多くして欲しかったなあと思ってしまう私は貧乏症。後半の紹介コマのあれこれを見てると、当然そのマンガが読みたくなってきちゃって、夜中に書棚をごそごそ・・。枕元に山が出来てしまった。2012/02/22
佐島楓
23
タイトルのとおりの内容。私が学生の頃かわいい女の子のイラストは描きたかったけれど、服には興味がなかったのでかなり感性的にもったいない時代を過ごしていたのだと気づきました。眺めているだけで絵が描きたくなります。2014/09/11