内容説明
平安から現代まで、“きもの”が織りなす日本の美。ファッションクリエイター・伊藤佐智子が1000年の時を軽やかに超えて綴る「きものワールド」。ヴィジュアルで魅せる必携の一冊。
目次
祝、祈り、芸能(お宮参り;挑の節句;端午の節句;お花見;七五三;お正月;結婚式(大振袖)
鷺舞
阿波踊り
西馬音内盆踊り(寄せ裂下着)
夏祭り(祭半纏、浴衣)
萬祝式
鵜飼
托鉢(法衣)
舞妓
相撲
歌舞伎
狂言
能
雅楽)
きものの歴史(平安時代(かさね)
鎌倉時代
室町時代
桃山時代
江戸時代(家紋/火消半纏)
明治時代
大正時代
昭和時代から現代
映画のきもの
日本の風)
著者等紹介
伊藤佐智子[イトウサチコ]
映画、演劇、そして時代の流れを象徴する広告の中で、一枚の布からはじまる様々な表現を構築し提案。衣裳デザインはもとより、商品開発から空間デザインに至るまで、ジャンルを超えたコンセプチュアルワークを手がけている。舞台「人形の家」「ベッジ・パードン」、映画「式日」「オペレッタ狸御殿」「春の雪」「空気人形」などの衣裳デザイン、ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
pino
53
着物の素晴らしさを、再認識しました。着物に限らず、この年になっても、日本の文化について、曖昧な説明しかできないとは恥ずかしいし、勿体ない事だと、近頃、思うようになりました。もっと、勉強します。この本は、いずれ購入したいと思います。感想は、再読してから、書きます。2012/08/22
阿呆った(旧・ことうら)
24
★外国人に向けて、英語でも書かれていました。阿波踊り目当てで借りましたが、他にも『西馬音内盆踊り』などお祭り用の着物があるんですね。★白無垢などのメジャーな着物だけでなく、鵜飼や萬祝式などの衣装も載せられていました。★海外への影響は、ジャポニズムからスターウオーズの衣装、パリコレブランドまで、着物は幅広く影響を与えています。2016/03/14
及川まゆみ
3
写真のチョイスが面白い。映画の箇所、チャン・ツイィーとオダギリジョー(笑)。英語が書いてあるのでいろんな人に読んでもらえますね。装丁が素敵です。2012/11/05
ひろ
1
海外土産にいいかも。ぱらぱらと…。2015/06/06
しゅうこ
1
日本が世界に向けて誇ることができる民族衣装「きもの」。本書では様々なシーン・職種、そして歴史を追って美しいきもの数々を紹介している。どのきものからも、私たちの先祖が布一枚に込めた愛情の深さ、美意識の高さが感じられた。「きものを纏う」ということはどういうことなのか。ただ「着る」というのではない、もっと深い精神性が込められた行為でもあることを、本書を通じて感じて欲しい。2012/04/21