内容説明
二十数世紀の時を超えて、今も人々の心を打つブッダの言葉。明解な新訳・解説とともに、仏教が伝来した国々の祈りの風景を写真でたどる。
目次
１ 自分を愛せよ
２ 他人にとらわれてはならない
３ 偽りでなく真理に生きよ
４ 怒りには怒らないことで立ち向かえ
５ 世界は不変ではない
６ 賢い友と共に生きよ
７ 欲望は満たされることがない
８ 善きことをして、それを積み重ねよ
著者等紹介
六田知弘［ムダトモヒロ］
１９５６年、奈良県生まれ。早稲田大学卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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さと
15
本書はブッダが残した言葉を日常のわかりやすい言葉で紹介し、写真家 六田知弘氏の仏教遺跡を巡る数々の写真が彩りを添えている。 ブッダの教えは「自分の道は自分で開け」という、ある意味では厳しい教えでもある。削ぎ落とされた言葉だからこそズシリと響き、己の至らなさに折れそうになるが、頁を繰った先にある美しい景色が一呼吸する余裕を与え、私の心に沈んだ澱を溶かしてくれる気がする。 「他の人がしたこと、しなかったことより、自分がしたこと、しなかったことを見なければならない」今日の私への箴言だ。2014/03/10
なつ
14
『人生の苦しみ(欲望と無知)には必ず原因があり、その原因をなくせば、苦しみがなくなる』これが仏陀の言う『縁起』という悟り。この『縁起』を悟ることができたら、もう輪廻を繰り返すことも、また人間として生まれてくることもないという。わたしが求めているのはこれなんだけど「なるほど！」と納得。最後に書かれていたこの箇所を含む仏陀の生涯『八相成道』はとても勉強になった。以下、コメント欄に続くのは印象に残ったことばたち。『生まれた者であっても、これから生まれる者であっても、一切の生きとし生ける者が幸福であるように』2020/12/17
ひと
8
悶々としている私への妻からのプレゼント。教えは論理的で納得感があり、生活を整えて惑うことなく過ごせるようになりたくなります。でも、執着や煩悩を捨てて自分の足で立つのは難しそうです… とは言え、小さなことでも出来るところから継続し、善行を少しでも積んでいきたいと思います。綺麗な写真、実物を見てみたいですね。森の中のボロブドゥール遺跡は是非訪れてみようと思います。文章もシンプルなので、身近に置いて、日々触れていたい本です。2015/08/15
ナオ
6
言葉はもちろん写真も最高でした！2013/08/28
abura
5
釈迦の考え方は論理的で素晴らしい。 その論理性と直感力とが高次元で融合している。2014/09/16
