内容説明
アントワネット、ジャン・コクトーから「星の王子さま」まで、美の国フランスで愛された究極の色合わせ311例。
目次
配色例:色相別
配色例:歴史別
配色例:テーマ別
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
77
日本には襲という配色があるが、フランスにも同じようなものがあったとは!フランスはポスターもインテリアも服装、お菓子も色彩感覚が皆、心が浮き立つような色合いでお洒落だ。両方がビビットな色(例:ローズとヴィオレ)だとしてもどちらをドミナントにするか、何色をアクセントにいれるかで印象も大分、変わってくる。思い切って挑戦した服のコーディネートの参考になるかも。しかし、不満を言えば、配色例。ポスターや絵画を例に上げるならば、一つだけでなく、その例も隣に載せて欲しかったです。2018/09/30
ヒロミ
23
フランスで愛された色合わせが分かる本。フランスの絵画はアンニュイなだけではなくちゃんと法則みたいなものがあって成り立っているのだと絵画鑑賞の際の手引きにもなります。表紙多色刷りの本を作るときのお手本として最適だな!とウキウキしました。本書で紹介されていたマリー・ローランサンの独特にスモーキーな色彩のファンになりました。ロートレックの錆びた赤も素敵。シェルブールの雨傘のドヌーヴの青いワンピース可愛い!とか掲載されている写真も目に楽しいです。色のビジュアルブックです。2015/12/18
aki
14
ピアスを手作りするのに、何色を使おうか迷っていたので参考にした。ロココ調の色合いとか好きだけど淡い色だとピアスにした時にどうなるかな〜。色の組み合わせはメモしたのであとはビーズで組み合わせていくだけ?手元に一冊、こういう本を持っておくと何かの時に便利かも。2015/08/10
noémi
13
主にフランスの有名な絵画とか、ファッションの広告や建造物などの色を分析してその比率を割出して、再配置してもの。意外と不協和音に感じる色も中にそれを中和する白や、黒、中間色などを置くと、しっくりきます。おんなじ色でも明度やトーンが変わるとガラリと印象が違います。私自身は編み物が趣味なので、これを参考にしてソニア・リキエルみたいな縞のセーターでも編んでみようかなと思案中。 見ているだけでもため息ものです。2012/06/26
鳩子
7
最近ハンドメイドでアクセサリーを作り始めたんだけど、自分じゃどうしても色の合わせ方がダサくなるかもしれないと思って買ってみた。本来はたぶんWEB制作の用途なんだろうけど、ファッション的なヒントとしてもたぶん良いんじゃないかと思います。フランスの絵画、映画、インテリアなどから着想を得た配色がたくさん載っていて、とても素敵です。2014/08/17