内容説明
インターネットでテレビのコンテンツが配信されるということは、テレビ番組がネットのコンテンツのひとつになるということにほかならない。膨大なネットのコンテンツのひとつになったテレビ番組は、当然ながら、現在のような地位を保つことはできない。そうしたことを感じているからこそ、テレビ局側の抵抗は大きい。
目次
第1章 二一世紀のメディアの主戦場は何だろう?(テレビが二一世紀メディアになるとき;未来のテレビ ほか)
第2章 ユーチューブ旋風でテレビが変わる(ウェブ2・0時代の動画配信;ウェブ2・0時代の広告 ほか)
第3章 テレビとネット、呑みこまれるのはどっち?(姿が見え始めた「放送と通信の融合」―通信事業者の戦略;民放の広告モデルが崩壊するとき ほか)
第4章 合意された放送と通信の近未来(小泉政権下で変化を生んだ仕組み;放送と通信の融合はバラ色か?―ネットの競争ルール ほか)
第5章 “群衆の叡知”の真実(ネットの時代にはスクープに価値がなくなる?;ブログによって事件が解説されてしまう時代が本格的に始まった ほか)
著者等紹介
歌田明弘[ウタダアキヒロ]
1958年生まれ。東京大学文学部卒業。『ユリイカ』編集長などを経て独立、メディア論や現代社会論の執筆を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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