内容説明
カメラに音楽、おサイフケータイ。圧倒的な技術力でケータイ先進国であるはずの日本。しかし現実は、世界のケータイ端末シェアの上位を外国メーカーに奪われ、国内は通信事業者お膳立てのサービスしか受けられない「鎖国」状態にある。在野の視点からウォッチし続けた著者が、今の携帯電話業界の問題点を斬る。
目次
プロローグ 20X0年、次世代ケータイストーリー
第1章 ケータイサービス発展史―場所を問わずコミュニケーションすることの意義(ケータイサービス黎明―夢の遠隔コミュニケーションが現実のものに;大衆化していったケータイサービス―コミュニケーションツールとしての地位の確立;多様なコミュニケーションの創生―メール機能がもたらしたもの、そしてケータイ文化の確立へ;ITインフラ、そして生活インフラへ―ケータイがますます生活に浸透してきた)
第2章 日本の電話料金はなぜ高いのか?―ケータイサービス最新状況と課題点(ケータイ販売の常識・非常識―なぜケータイがゼロ円で売られるのか;日本だけが特別?―世界と日本でケータイの販売スタイルや料金がどのように違うか;SIMカードがもたらすもの―通信事業者がサービスを独占するための「SIMロック」)
第3章 夢のモバイルコミュニケーションを実現させるために(香港、韓国に見るケータイサービス事情―日本のケータイ事業の明日を読み解くヒント;MVNOとFMC―理想の次世代ケータイコミュニケーションを実現させるステップ;通信業界全般が再編される時代の幕開けだ―日本の実情に合った「オープン化」とは;ユーザー中心のサービス提供に期待したい―囲い込み方を間違えている日本の通信事業者へ)
著者等紹介
木暮祐一[コグレユウイチ]
1967年東京都生まれ。2000年、株式会社アスキーで携帯電話情報サイト「携帯24」を立ち上げ、同編集長に。携帯コンテンツ開発会社で広報を担当後、独立。携帯電話関連の執筆、テレビでのコメントなどをこなす。現在、戸板女子短期大学国際コミュニケーション学科で「情報コミュニケーション論」の講義を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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