内容説明
欧州や日本における国際協力・交流の現状や課題からアジア地域の共同体構想の可能性を探る。
目次
アジアの境界を越えて―越境人が切り開く共生の地平
EU統合の理論とアジア共同体の可能性
金融危機と地域経済協力―欧州とアジアの接点と相違
AEC(ASEAN経済共同体)の発足と広域経済連携協定の可能性
国家横断的アイデンティティーの形成―EUとASEAN
東アジアにおける戦後秩序の一つの起源
アジアにおける日本の地域協力とNGO―ペシャワール会のアフガニスタン支援の事例を基に
東アジアの地域連携をめぐる環境変化と九州・福岡の役割
二〇〇〇年以降の中国経済戦略の変化―貿易関係に着目して
アジアの現状と地域協力
台湾の日本語教育とアジア諸国の相互理解
アジア・アラブと日本の交流史
日本近代文学とアジア・太平洋―中島敦を巡って
「話し言葉」と「書き言葉」の変遷と「政治と社会」
著者等紹介
児玉昌己[コダママサミ]
久留米大学法学部教授。欧州大学院大学(ベルギー)行政学研究科修了。同志社大学大学院法学研究科博士後期課程満期退学。法学博士(九州大学)。専門は国際統合論、ヨーロッパ地域研究
伊佐淳[イサアツシ]
久留米大学経済学部教授。明治大学大学院政治経済学研究科博士後期課程満期退学。専門は非営利組織論、地域活性化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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