内容説明
アジア諸国の研究者とともに共同体構築の可能性を論究する。SAARC(南アジア地域協力連合)の在り方に目を向けるとともに、インドやバングラデシュなど各国の経験を踏まえてアジアにおける地域協力を展望する。
目次
共同体形成へのある糸口
アジアの共同体構築―その構想、進展、課題
国際公共管理論から見たアジア共同体の可能性―アジア共同体のガバナンスと能力に関する一考察
多地域の世界とインド太平洋(一)―政策単位としての地域を考える
多地域の世界とインド太平洋(二)―インド太平洋における地域形成の系譜
インドの経済開発とアジア共同体のゆくえ
政府の役割とは何か?―バングラデシュの事例をもとにして
バングラデシュ経済の現状とODA政策
ASEAN経済共同体における農業貿易
内陸小国ラオスの海外直接投資促進政策
ミャンマーの開発課題
アジア欧州会合(ASEM)
アジア共同体の理想―岡倉天心の中国観を中心に
著者等紹介
豊嘉哲[ユタカヨシアキ]
1973年生まれ、京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(2006年)。現在、山口大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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