出版社内容情報
欧州統合の推移と共通農行政策(CAP)の関係を検証しCAPの再国別化や改革以降のCAPの特徴について論究する。
豊嘉哲[ユタカヨシアキ]
山口大学経済学部教授。
京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。
ブリュッセル自由大学欧州研究所客員研究員など歴任。
専攻 欧州経済、EU共通農業政策研究。
内容説明
CAP改革からEUの動向を捉える。欧州統合の初期からその中心に存在してきた共通農業政策(CAP)は1992年以降改革を重ねてきた。それに伴って生じている、再国別化(政策の内容を決める権限がCAP創設以前のように、加盟国に戻ること)の進行およびCAPの支援対象の篩い分けに分析の焦点を当てる。
目次
第1章 共通農業政策の誕生
第2章 1992年共通農業政策改革とそれに続く改革
第3章 共通農業政策の再国別化の進展
第4章 小規模農家の欧州統合からの排除
第5章 EUにおける半自給自足農家向け支援と共同資金負担
第6章 EUの困窮者向け食料支援プログラムの導入
第7章 EUの困窮者向け食料支援プログラムの改革
第8章 アフリカ・カリブ海・太平洋諸国の特恵の浸食
著者等紹介
豊嘉哲[ユタカヨシアキ]
山口大学経済学部教授。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。ブリュッセル自由大学欧州研究所(Institut d’Etudes Europ´eennes)客員研究員など歴任。専攻は欧州経済、EU共通農業政策研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。