出版社内容情報
様々な視点から、中国、台湾、東南アジア、中央アジアの歴史と現状をとりあげ、現代アジア研究の概説書として未来を展望する。国際社会でアジアの存在感は日々増しているが、歴史や領土をめぐる軋轢により、アジア諸国とわが国との協力発展は、なお多くの課題を抱えている。だが日本の将来は、アジアのなかの日本として、アジア太平洋の発展をめざす道にこそある。本書は文学、歴史学、法学、国際関係論、経済学、経営学などの視点から、中国、台湾、東南アジア、中央アジア、その他新興国の歴史と現状をとりあげ、現代アジア研究の概説書として未来を展望する。
第1部 日中歴史・文化編(古代東アジアの連関、日中の相互認識と歴史問題、中国文化)
第1章 歴史・歴史認識と東アジア―弥勒菩薩像の古代と近代― 上川通夫
第2章 幕末の若者たちにとっての異文化体験―上海における中牟田倉之助と高杉晋作― 樋泉克夫
第3章 日中関係における「歴史問題」―中国の視点から― 黄 東蘭
第4章 冥界旅行に描く漢族社会の特性―階級・インサイダー・コネ・拝金・愛人― 工藤貴正
第2部 日中政治・経済編(中国の対外認識、台湾政治、食がつなぐ日中経済)
第5章 現代中国のアジア認識と日中関係 鈴木 隆
第6章 中華民国から台湾へ―台湾の変化が問いかけるもの― 諏訪一幸
第7章 アジアにおける日本食ブームと香港フードエキスポ・インターンシップ 大島一二
第8章 アジアの「和食」と日系外食チェーンの展開 西野真由
第3部 東南アジア、中央アジア、新興経済体(ブラジル、ロシア、インド、中国)
第9章 アジア諸国法研究と法整備支援 鮎京正則
第10章 南シナ海問題と米国の外交政策 福田 保
第11章 中央アジアからみた中国と日本 田中 周
第12章 新興国とは何か、日本はそれとどう向き合うか 草野昭一
鈴木隆[スズキタカシ]
2004年慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻後期博士課程満期退学。博士(法学)。
現在 愛知県立大学外国語学部准教授。
主要著書 『共産党とガバナンス』(菱田雅晴との共著)東京大学出版会,2016年,『中国共産党の支配と権力』慶應義塾大学出版会,2012年(第34回「発展途上国研究奨励賞」ジェトロ・アジア経済研究所)。
西野真由[ニシノマユ]
2000年東京農業大学大学院農学研究科農業経済学専攻博士後期課程修了。博士(農業経済学)。
現在 愛知県立大学外国語学部准教授。
主要著書 『アジア共同体の構築をめぐって』(共著)芦書房,2015年,『日系食品産業における中国内販戦略の転換(日本農業市場学会研究叢書)』(共著)筑波書房,2015年。
内容説明
国際社会でアジアの存在感は日々増しているが、歴史や領土をめぐる軋轢により、アジア諸国とわが国との協力発展は、なお多くの課題を抱えている。だが日本の将来は、アジアのなかの日本として、アジア太平洋の発展をめざす道にこそある。本書は文学、歴史学、法学、国際関係論、経済学、経営学などの視点から、中国、台湾、東南アジア、中央アジア、その他新興国の歴史と現状をとりあげ、現代アジア研究の概説書として未来を展望する。
目次
第1部 日中歴史・文化編(古代東アジアの連関、日中の相互認識と歴史問題、中国文化)(歴史・歴史認識と東アジア―弥勒菩薩像の古代と近代;幕末の若者たちにとっての異文化体験―上海における中牟田倉之助と高杉晋作;日中関係における「歴史問題」―中国の視点から;冥界旅行に描く漢族社会の特性―階級・インサイダー・コネ・拝金・愛人)
第2部 日中政治・経済編(中国の対外認識、台湾政治、食がつなぐ日中経済)(現代中国のアジア認識と日中関係;中華民国から台湾へ―台湾の変化が問いかけるもの;アジアにおける日本食ブームと香港フードエキスポ・インターンシップ;アジアの「和食」と日系外食チェーンの展開)
第3部 東南アジア、中央アジア、新興経済体(ブラジル、ロシア、インド、中国)(アジア諸国法研究と法整備支援;南シナ海問題と米国の外交政策;中央アジアからみた中国と日本;新興国とは何か、日本はそれとどう向き合うか)
著者等紹介
鈴木隆[スズキタカシ]
2004年慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻後期博士課程満期退学。博士(法学)。現在、愛知県立大学外国語学部准教授。主要著書『中国共産党の支配と権力』慶應義塾大学出版会、2012年(第34回「発展途上国研究奨励賞」ジェトロ・アジア経済研究所)
西野真由[ニシノマユ]
2000年東京農業大学大学院農学研究科農業経済学専攻博士後期課程修了。博士(農業経済学)。現在、愛知県立大学外国語学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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