内容説明
巧みな舵取りによってその存在を常に「演出」してやまない成熟した大国の老獪さと苦悩。渋沢・クローデル賞受賞。
目次
第1部 「ミッテラン時代」とその政治的潮流(ミッテラン大統領再選;開かれたしなやかな左翼)
第2部 現代フランスの社会構造(エリート支配の社会;フランスの公共政策形成過程;支配構造の底辺から)
第3部 80年代ミッテラン政権の軌跡(社会党政権の誕生と政策転換;コアビタシオン―左翼の大統領と保守の首相;第二次ミッテラン政権)
第4部 ミッテラン政権の対外政策(同盟も自立も;フランス外交の伝統とヨーロッパ統合;「ヨーロッパの新しい秩序」とフランス)
補論「理性の結婚」から第二次コアビタシオン
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- 和書
- 日米同盟漂流からの脱却