内容説明
本書は、ハンナ・アレントの思想形成過程に照明を当て、政治学の基本問題を論じようとするものである。アレントは現代の最も注目されている政治思想家の一人であり、欧米では彼女の死後、その政治思想に関する本が短期間のうちに次々と出版されている。
目次
序章 生と思想とのつながり
第1章 哲学との邂逅
第2章 ユダヤ人としての自己認識
第3章 ナチズム体験と全体主義論
第4章 アメリカにおける理論展開
第5章 アイヒマン裁判と精神生活の意味
第6章 人と思想とのつながり
終章 政治的思考様式