内容説明
社会学(マス・コミュニケーション研究)、政治学(投票行動研究)において、今日よく知られた極めて多くの用語・概念を生んだ本書は、1940年米大統領戦でのパネル調査法による分析を通して、マスコミと個人とによる情報の流れと(影響力)、人々の意見・態度(世論)の形成過程とを解明した不朽の名著である。
目次
1940年オハイオ州エリー郡
共和党支持者と民主党支持者の社会的相違
共和党支持者と民主党支持者のイデオロギーの違い
選挙への参加
最終決定の時期
投票意図変更のタイプ
顕在化の効果
補強効果
改変効果
キャンペーンの全体的効果
勝者の予想
有権者が知らされたもの
ラジオと印刷物
社会集団の政治的同質性
パーソナルな影響の性質