内容説明
琉球―歴史の空白を埋める新たなグローバル・ヒストリー。一八五四年にペリーが琉球と締結したcompactの締結までの交渉過程を明らかにし、米国からみた琉球=「Lew Chew」の姿を実証的に解明。日本・清朝・米国の三ヶ国が抱える条約交渉が琉球処分と連動し、琉球の運命を翻弄する。
目次
序章
第1章 米琉コンパクトをめぐるペリー提督の琉球認識
第2章 米琉コンパクトと琉球併合
第3章 琉球問題をめぐる事前交渉と分島・改約案
第4章 分島改約交渉と日清両政府の対応
第5章 琉球処分をめぐる李鴻章の外交基軸―琉球存続と分島改約案
第6章 琉球問題とイリ交渉の連動性―井上馨の外交政策を中心に
終章
資料編
著者等紹介
山城智史[ヤマシロトモフミ]
1978年沖縄県に生まれる。現在、名桜大学国際学部上級准教授。博士(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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