目次
特集 ポピュリズムと死刑
小特集 追悼・大道寺将司
二〇一六‐二〇一七年 死刑をめぐる状況
二〇二〇年廃止へ向けて 日弁連死刑廃止宣言への道のり
死刑制度廃絶の願いをこめて始めた死刑囚表現展も12回目
死刑関連文献案内
死刑映画を観る
「生きるという権利」開催にあたって―第六回死刑映画週間
死刑廃止に向けた国際的動向二〇一六年
死刑判決・無期懲役判決(死刑求刑)一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マ
1
死刑はあるべきだと考えているがあえて読んでみた。 ポピュリズムと死刑の連関についてはよくわかった。その一つ、死刑は不可逆的な罰であり、冤罪が発生した場合。 しかしながら、冤罪が死刑を妨げるものではないように感じた。冤罪は起こってはならない事態であり、それは罪の軽重に問わない。冤罪を防ぐためのキャンペーンを行う方法をとるべきであるが、死刑をなくす方向にむかうのはやや違和感がある。 フィリピンのような一方的な死刑については全く賛同できない。裁判官による良識ある判断を挟むことはとても大切なように思えた。2017/12/14