内容説明
死刑囚のおかれている所内の生活がそのまま書かれている貴重な文献。死刑廃止のための大道寺幸子基金第7回死刑囚の表現展優秀賞受賞作。
目次
虜囚の身
閉鎖社会と権力
人格者
権力者
称呼番号
縋る者、躓く者
再会と迷走
最後の時間
著者等紹介
河村啓三[カワムラケイゾウ]
1958年9月3日大阪に生まれる。1988年1月29日コスモリサーチ事件を起こす。1998年3月23日大阪地裁で死刑判決。1999年3月5日大阪高裁で控訴棄却、死刑判決。2004年9月13日最高裁で上告棄却、死刑確定。大阪拘置所在監。2005年10月8日手記「こんな僕でも生きてていいの」が死刑廃止のための大道寺幸子基金の第1回表現展優秀賞受賞。2007年10月13日手記「生きる」が大道寺幸子基金の第3回表現展奨励賞受賞。2011年10月8日手記「落伍者」が大道寺幸子基金の第7回表現展優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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