内容説明
映画・文学・女性学等身大の女性たち。社会主義は女たちに何をもたらし、何をうばったか。丁玲、蕭紅ほか革命の時代を生きた作家たちや新世代による文学、映画などにみる女性の表象を通じて、中国女性の自由と解放への模索を、筆致豊かに描きだす。
目次
はじめに 私と中国とフェミニズム
第1章 社会主義国があったころ(遠い遠い隣国で―旧ソ連から見た中国;二大国の狭間で―モンゴル、国と民族と ほか)
第2章 等身大の女たち―中国女性の表象(『中国婦女』ひろい読み;ふたつの映画から等身大の女たち―『インタビュアー』『人、中年に到る』 ほか)
第3章 ジェンダーの視点で読む中国文学(ジェンダーの視点から読みなおす―中国現代文学の場合;蕭紅再読―「女の表現」を求めて ほか)
第4章 中国女性学をめぐって(参加した人としなかった人と―一九九五年第四回国連世界女性会議報告;“婦女”、“女人”、“女性”―タニ・バーロウの論考をめぐって ほか)
著者等紹介
秋山洋子[アキヤマヨウコ]
1942年生。中国文学・女性学専攻。駿河台大学で留学生の日本語教育にたずさわる。日本ウーマンリブ運動の先駆的グループ「ウルフの会」メンバー。日本女性学会・中国女性史研究会会員
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