内容説明
本書は、2001年5月6日に開催された「IT社会の深き闇―狙われるのは誰だ?監視社会とプライバシーを考える集い」での発言をもとに、この集会ではフォローしきれなかったサイバー犯罪条約とエシュロンについての文章を追加して、現在の日本社会が抱えている深刻な「監視社会化」に対する批判的な見取り図を描くことを意図して編集したものである。
目次
第1部 監視社会とプライバシー
第2部 監視社会の実態(歯止めのきかない盗聴捜査;エシュロン―通信監視の国際ネットワーク;住民基本台帳ネットワーク;Nシステム;ハイテク監視技術―バイオメトリックス、ICカード、遺伝子解析研究;個人情報保護法;国際的な電子的監視を強化するサイバー犯罪条約の危険性)
第3部 資料篇(犯罪捜査のための通信傍受に関する法律;住民基本台帳法(抄)
個人情報保護法案)
著者等紹介
小倉利丸[オグラトシマル]
ネットワーク反監視プロジェクト。盗聴法の立法段階から盗聴法反対運動に取り組む。また、インターネットにおける検閲、表現の自由の問題、政府などによる監視システムをチェックするオンラインの団体、ネットワーク反監視プロジェクト(NaST)のメンバー。通信NGOのJCA‐NET理事、CivilSociety Internet Forum(CSIF)のメンバー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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