内容説明
奄美、八重山、宮古…。琉球弧に暮らし、旅し、流れる人たち。まぼろしの故郷に帰還する移民たち。忘れられた「うた」をすくいあげる記憶の旅。そして、私たちはどのように「沖縄」と向き合うのか。さまざまな場所からの問いかけ。貴重なインタビューと斬新な論稿により、「沖縄音楽」に対してかつてない視座を提供する第二集。
目次
里国隆のうたを聴きに行った頃―竹中労と島うたのことども
北韓27度線の島唄 沖永良部島で聞いたこと
奄美の「音」を記録する
島唄ぐゎ風に乗り
「声」のナショナリズム
月と野人
大工哲弘と「広島」
アメリカのチカーノ、日本の沖縄。僕たちは日本のロス・ロボスだ
与世山澄子インタビュー〔ほか〕