目次
第1章 ギルバート・イムレイ(Gilbert Imlay 1754?‐1828?)女性の権利の擁護の影に―『移住者たち』に見られるイギリス体制批判とその限界
第2章 メアリ・シェリー(Mary Shelley 1797‐1851)『ヴァルパーガ』にみられるゴドウィンの影響―歴史とロマンスについて
第3章 ハリエット・マーティノー(Harriet Martineau 1802‐1876)『時の人』は男か女か?―ハリエット・マーティノーが描く「解放」の物語
第4章 フレデリック・ダグラス(Frederic Douglass 1818‐1895)トランスアトランティック・ダグラス―「ヒロイック・スレイヴ」に見られる再生の証
第5章 ジーン・ウェブスター(Jean Webster 1876‐1916)屋根裏の狂女、大西洋を渡る―ウェブスターにおける女性、人種、そして優生学
第6章 ウィリアム・フォークナー(William Faulkner 1897‐1962)カラーブラインド・フォークナー?―『アブサロム・アブサロム!』と『エルサレムよ、我もし汝を忘れなば』における「白人に成りすました男達」
第7章 ジョージ・オーウェル(George Orwell 1903‐1950)ジョージ・オーウェルの出発点としての『ビルマの日々』―ジレンマを抱えた帝国主義意識を巡って
第8章 カズオ・イシグロ(Kazuo Ishiguro 1954‐)読みかえの物語としての『遠い山なみの光』―エツコの自己物語によるケア
著者等紹介
新井英夫[アライヒデオ]
日本大学文理学部英文学科卒業。同大学大学院文学研究科英文学専攻博士後期課程単位取得満期退学。現在、松山大学法学部准教授。専門はイギリス小説
辻祥子[ツジショウコ]
神戸大学文学部英文学科(米文学専攻)卒業。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程(比較文化学専攻)単位取得満期退学。現在、松山大学人文学部英語英米文学科教授
細川美苗[ホソカワミナエ]
都留文科大学文学部英文学科卒業。名古屋大学大学院文学研究科博士前期課程修了。イギリス・マンチェスター大学大学院アメリカ・イギリス研究専攻MA。名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程満期退学。現在、松山大学経営学部准教授
森有礼[モリアリノリ]
名古屋大学文学部文学科(英文学専攻)卒業。同大学大学院文学研究科博士後期課程(英文学専攻)中途退学。名古屋大学助手、宇都宮大学講師を経て、中京大学国際英語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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