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内容説明
美術の空間をみたすポエジーの構造を透視、二十一世紀芸術への展望を拓く、十余年の思考の足跡を集大成する芸術論集。
目次
触る芸術・彫刻のよろこび
彫刻の領分
風は天から
ロダンへの愛と闘争―カミーユ・クローデルの悲劇
ヘンリー・ムアとの対話
カルダーの奇妙な偉大さ
埋めつくされぬ孤独―イサム・ノグチの彫刻
文化的二重国籍者
イサム・ノグチの孤独
精神・運動・構造―ペリクレ・ファッツィーニ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
65
このレビューはネタバレの内容を含みます 「20世紀に入って美術の世界に「言葉」を持ち込んだ最初の人はピカソとブラックだったような気がする。」著者は,慶応大学卒業後,東京芸術大学油絵科に入学し,その後彫刻に取り組んでいるとのこと。雑誌などに掲載した随筆集。巻頭の「彫刻の思想」のどこが彫刻の思想かが分からなかった。ロダンのような彫刻より,ゴッホ,クリムトなどの絵画の言及の方が多くないだろうか。ニューヨーク,ウィーンという標題もある。「都市と芸術」という標題がいいかも。2014/06/08