内容説明
セクシュアリティの男女二元的構造が揺れ動く現在、ささやき、つぶやかれた「記憶の場」に立ち、女性作家作品の解読から文学の可能性を拓く。女性文学の新たな文脈を探る、気鋭の研究者による刺戟的な試み。
目次
放浪・自己語り・女性―近代女性文学と語る欲望
さやけき月の夜に―樋口一葉「十三夜」論
女は戦争を戦うか―林芙美子の戦時下
映像のなかの女たち―林芙美子と成瀬巳喜男
生命の風景―高橋たか子と「いのち」
〈居場所〉のゆくえ―笙野頼子とノマディズム
こわれゆく女―ジェンダー・イデオロギーとしての〈愛の言説〉
何がセクシュアリティに起こったか?―『親指Pの修業時代』の身体感覚〔ほか〕



 
               
               
               
              


