内容説明
戦後、彼女は平和を祈り、社会や国の復興のため働き続けた。その仕事の一つが税であった。税は国の礎であり、あの子たちが願った国の復興、発展のために基本となるもの。やがて、世間は彼女のことを「納税おばさん」と呼ぶようになる。
目次
第1章 戦時下の出会い、再会、そして別れ(昭和15年、東京、大学生との出会い―戦時下の税制、税務行政;昭和16年、知覧、トメさんと若き税務職員との出会い ほか)
第2章 戦争の悲しみ(細川さんからの手紙;特攻兵士との別れ ほか)
第3章 戦後の混乱(終戦後の特攻の母と周囲の人々;小学校の代用教員として ほか)
第4章 戦後の復興から発展へ(国税庁の創設;全職員に配付された「税務研究手帳」 ほか)
終章 「納税おばさん」と呼ばれて(出会い再び;熊本国税局長表彰 ほか)
著者等紹介
伏見俊行[フシミトシユキ]
前金沢国税局長、日本大学経済学部/大学院経済学研究科教授。早稲田大学政治経済学部卒業後、国税庁に入庁。知覧税務署長、熊本国税局徴収課長、日本貿易振興会サンフランシスコ事務所員、インドネシア財務省国税総局顧問、国税庁相互協議室長、福岡国税局課税第一部長、中国中央財経大学教授兼研究員、広島国税局総務部長、国税庁資産評価企画官、広報広聴官、国際業務課長、調査査察部調査課長、金沢国税局長などを歴任し、平成25年6月に退官。中国中央財経大学財政学院客員教授、中国国家税務総局揚州税務学院客員教授、一橋大学国際公共政策大学院講師などを兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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