出版社内容情報
本書では確定申告で比較的多く見かける誤りやすい事項に加え、所得税の取扱いを左右する重要な「17」の事項をキーワードとして取り上げます。税理士事務所の所長と事務員の会話をきっかけに、キーワードに関連するトピックについて、問題点の所在や考え方、解決のヒントを丁寧に分かりやすく解説します。前版(平成27年刊)以降の改正等を踏まえ、内容を見直し、大幅に改訂しました。
●超繁忙期である確定申告期によく見かける誤りやすい項目、あるいは所得税の取扱いを大きく左右する重要な項目など「17項目」をキーワードとして厳選して解説!
●17のキーワードそれぞれについて、3~5個のトピックを提供し、キーワード項目におけるポイントを幅広く、丁寧に解説!
●所長と事務員の何気ない日常的な会話を通じ、陥りやすい誤りや不理解を示し、問題点の所在や考え方、解決のヒントを所長が分かりやすく解説!
●所得税における損失の処理など、法人税と混同して取り扱われる誤解の多い項目について、取扱いのポイントを解説!
目次
1 事業と業務
2 事業の承継と廃止
3 相続取得した減価償却資産
4 生計一親族間の取引
5 青色事業専従者給与
6 同族会社取引と行為計算否認
7 不動産貸付けをめぐる税務
8 立退料の所得区分
9 生活に通常必要でない資産
10 上場株式等の所得に係る課税方式選択
11 為替差損益の認識
12 生活の本拠と非居住者課税
13 所得内通算、損益通算、純損失の繰越しと繰戻し
14 所得金額の合計額
15 税額控除制度
16 還付請求手続
17 所得税申告と他税目