内容説明
保険契約者を企業とする保険契約をめぐる税務としては、まず保険の入口段階として、保険料を企業が負担した場合の法人税法および所得税法の取扱いがあり、次いで、保険の出口段階として、保険契約に基づき保険金の支払いを受けた場合の法人税法、所得税法および相続税法の取扱いがあり、さらに、保険契約期間中における受取配当金をめぐる税務があります。そこで本書では、法人が保険契約者となって保険料を負担する生命保険、損害保険、介護費用保険および個人年金保険を中心として、その「入口」から「出口」までの税務上の取扱いについて設例を中心にして説明します。
目次
第1章 養老保険、定期保険、長期損害保険に関する取扱い(支払保険料の取扱い;契約者配当に関する取扱い;保険契約の内容を変更する場合の取扱い ほか)
第2章 介護費用保険に関する取扱い(介護費用保険と個別通達;支払保険料の取扱い;資産に計上している保険料の取扱い ほか)
第3章 個人年金保険に関する取扱い(個人年金保険と個別通達;支払保険料の取扱い;受取配当金の取扱い ほか)