続・深読み百人一首―31文字に託された伝言

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784754101756
  • NDC分類 911.147
  • Cコード C0092

内容説明

「百人一首」を通して、詠みびとたちは、千年後の私たちに、何を伝えたいのか。「百人一首」には、歴史の痕跡があちらこちらに刻まれています。歌の底に隠れている真実に触れることで、歌の凄さを知ることができ、本当の意味での歌の持つ美しさに出会えます。

目次

久方の光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ―紀友則
人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香ににほひける―紀貫之
和歌は人の心を種として 万の言の葉とぞなれりける―古今和歌集 仮名序より
嵐ふく三室の山のもみぢばは 龍田の川の錦なりけり―能因法師
わたのはら八十島かけてこぎいでぬと 人には告げよあまのつりぶね―参議篁
あまの原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山にいでし月かも―阿倍仲麻呂
もろともにあはれと思へ山ざくら 花よりほかに知る人もなし―前大僧正行尊
あしびきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む―柿本人麻呂
筑波嶺の峰より落つる男女の川 こひぞつもりて淵となりぬる―陽成院
このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに―菅家
秋風にたなびく雲の絶え間より もれ出づる月の影のさやけさ―左京大夫顕輔
きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに 衣片敷きひとりかも寝む―後京極摂政前太政大臣
わが袖は潮干に見えぬ沖の石の 人こそ知らねかわく間もなし―二条院讃岐
ももしきや古き軒端のしのぶにも なほあまりある昔なりけり―順徳院

著者等紹介

伊東眞夏[イトウマナツ]
広島県生まれ。早稲田大学文学部卒業。在学中、にっかつロマンポルノの脚本で注目される。映画シナリオ多数。その後、小説家に転向(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MF

0
百人一首に歴史が組み込まれているとは。奥が深すぎる。2024/02/29

山根清志

0
坂上田村麻呂→大伴弟麻呂、允栽→允裁2023/10/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16941797
  • ご注意事項

最近チェックした商品