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内容説明
太田記念美術館開催「笠松紫浪―最後の新版画」展の公式図録兼用書籍。
目次
笠松紫浪の画業―新版画の最後の絵師として(日野原健司)
1 渡邊木版画舗版―大正8~昭和16年(1919~41)
2 渡邊金次郎版―昭和23~25年(1948~50)
3 芸艸堂版―昭和27~34年(1952~59)
感想・レビュー
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大臣ぐサン
2
2021年太田記念美術館で開催された「没後30年記念 笠松紫浪 ―最後の新版画」の図録。笠松紫浪は大正から昭和に活躍した画家。川瀬巴水らと新版画運動を牽引した。昨今は笠松紫浪、川瀬巴水、吉田博、小原古邨などこれまで取り上げられることの少なかった新版画の画家の展覧会が盛り上がってきて嬉しい。ひょっとすると、日本の風景の美しさを最も表現できるのは木版画なのではなかろうかと、笠松紫浪の版画を見て夢想した。巴水と比べると紫浪のほうが風景に人の営みが強く現れていて、広重により近いのではと感じた。2021/10/17