内容説明
本書は、近代の物質化学にとって最も重要な、金属、半導体、セラミックス、あるいは鉱物といった、無機化合物の結晶構造をできるだけ見通しのよい形で整理し、材料科学の研究を志す学生に役に立つ形でまとめる意図で執筆したものである。
目次
第１章 原子の構造と化学結合
第２章 結晶の対称性
第３章 結晶構造決定
第４章 主要な結晶構造
第５章 結晶構造に関する二、三の話題
著者等紹介
堂山昌男［ドウヤママサオ］
東京大学名誉教授。帝京科学大学名誉教授。Ｐｈ．Ｄ．，工学博士
小川恵一［オガワケイイチ］
横浜市立大学長。Ｐｈ．Ｄ．
北田正弘［キタダマサヒロ］
東京芸術大学教授。工学博士
庄野安彦［ショウノヤスヒコ］
１９３５年東京市生まれ、神奈川県立平塚江南高校を経て、１９５９年東京大学理学部物理学科卒、１９６４年同数物系大学院地球物理学専攻博士課程修了、理学博士、東京大学物性研究所助手（超高圧部門）、１９７１年東北大学金属材料研究所助教授（磁気物理学部門）、１９８２年同教授（冶金化学のちに超高圧化学部門）、１９９９年停年退休、東北大学名誉教授
床次正安［トコナミマサヤス］
１９３３年静岡市生まれ、神奈川県立湘南高校を経て、１９５８年東京大学理学部地学科卒、１９６０年同数物系大学院鉱物学専攻修士課程修了、小野田セメント（株）中央研究所勤務、東京大学物性研究所助手（結晶１部門）、大阪大学産業科学研究所助教授（焼結電子材料のちに不定比結晶材料部門）を経て、１９８１年東京大学理学部教授（鉱物学教室）、１９９４年停年退職、埼玉工業大学電子工学科客員教授を経て、現在同大学院工学研究科教授、理学博士、東京大学名誉教授
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