内容説明
本書は、統計科学とでもいうべき学問へのやさしい入門書である。前編では、筆者の経験や、社会のなかで起きている統計的な諸事象の幾つかを話題として取り上げ、軽くスケッチしてある。後編では、その話題に関係のあるデータの処理法を、数式よりも実際の例やその計算を通して理解していただけるように配慮した。全体として、初等統計のごく基本的な概念や方法を含んでいる。
目次
1 前編―統計の話題(得点分布;データの分布―熊本水俣病の場合;データの分布―新潟水俣病の場合;精神病院の平均在院期間;胎児性水俣病 ほか)
2 後編―統計を使う(データと度数表;データの分布―離散型;データの分布―連続型;データの標準化と偏差値;相関 ほか)