出版社内容情報
本書は自選作品40点それぞれに詳細なデーターを付し、巨匠自らの作品制作の手のうちを明かす。
内容説明
本書は、彼の代表作品が生み出された時のいろいろの状況、条件をつつみかくさず公表しています。ダブル・トーンでみごとに印刷されたこれらの作品の個々の人物や風景がいかにして創り出されたか、それぞれの技術的データとその時々の彼の美的考察を明らかにしながら、楽しくしかも役に立つ説明がされています。
目次
モノリス、ハーフドームの絶壁
ギャラリー「アンアメリカンプレイス」のアルフレッド・スティーグリッツ
凍った湖と崖
ヨセミテの上滝の基底部
架橋前のゴールデンゲート
波の連続画像
板とあざみ
バラと流木
キャロライン・アンスパッチャ
月の出
エルキャピタン、冬の日の出
コントルタ松〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
6
★★★★2017年に六本木富士フィルムの写真展で表紙の作品のオリジナルプリントを見たが、この本で撮影経緯を知ることが出来た。爽やかな秋の日。サンタフェの北にある山の中。金色に輝く若いハコヤナギの木。あえて木の間から見える空を写さない構図。そのままでは彩度が低いと考え、濃いラッテンNo.15(G)フィルタを使用し、コントラストを高めた。この作品を太陽光で照らされた光景と思う人が多いが、実際は空からの拡散光に雲からの反射光が加わったもの。この作品は「美しい光景」ではなく、爽やかで超然としていて壮麗。2018/01/28
KAORU SUZUKI
0
アンセル・アダムズの写真術、三部作に載っている写真をまとめた一冊です。 30代までは、思い機材を担いで山に向かい。年は、たタイプライターや暗室作業に没頭。というエピソードは、後年はアンセル・アダムズの写真術を完成させた彼の情熱と生涯を感じました。2014/08/19
惰性人
0
最も著名な風景写真家アンセル・アダムスが、彼の作品一つ一つについて、撮影のときの状況や機材について解説しています。アダムスの「方法」がわかる貴重な本だと思います。2010/01/27
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- 和書
- ピカピカの宝物