出版社内容情報
世界の写真史に輝かしい業績を残し、白黒写真を芸術にまで高めた著者が到達した写真技法書の最高峰。カメラ操縦法のすべてや“ゾーンシステム”の実際と作例や永久保存にも耐えうる芸術作品を生み出す方法を詳述。 技術的、操作過程の偶然性を厳しく戒め、詳しいデータと共に“カメラ操縦法のすべて”を詳述する。
内容説明
世界中のプロ写真家をうならせた芸術写真への最高の手引書、全３巻完結。技術的操作過程における偶然性をきびしくいましめながら、３５ミリ、中型、大型カメラそれぞれの特性と対応、よりよい画質を得るための付属品や機材の重要性をわかりやすく、徹底的に解明する。
目次
１ 想定
２ 小型カメラ
３ 中型カメラ
４ 大型カメラ
５ レンズ
６ シャッター
７ イメージ管理の基本
８ 手持ちカメラ
９ 三脚とカメラ
１０ ビューカメラのあおり
１１ 露出計と付属品
１２ 特殊機材と技術
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
10
★★★★★想定こそが写真の最も重要な概念である。写真の情緒的・精神的過程の全てに関連している。想定は撮影前に完成画像を見通す能力であり、訓練できる。これを超えると直感力や洞察の領域。写真は被写体と作品の間に存在する一連の機械的、光学的、電子的、科学的工程を伴う。この工程の一段階ごとに被写体から離れ写真プリントに近づく。写真家は現実からの離脱を強調することも最小限にすることも出来るが取り除くことは出来ない。カメラ任せではおそらく最適な結果は得られないし、得られたとしても偶然に過ぎない。2017/12/16
ＫＡＯＲＵ ＳＵＺＵＫＩ
0
機材、撮影数値について、データ分析してかかれているので教科書的に読みました。2014/08/19
